第18回大会
2020年開催予定の第18回大会の中止について
日本テスト学会 理事長 繁桝 算男
日本テスト学会会員の皆様
平素は日本テスト学会の活動に際し,多大なるご支援を頂戴し厚く御礼申し上げます。
会員の皆様におかれましては,COVID-19禍を受け,さまざまな対応を余儀なくされ,⼤変お忙しい⽇々をお送りのこととお察し申し上げます。
さて本⽇は,本年度の日本テスト学会第18回大会の開催につきまして,以下の経緯で中⽌と決定させていただきましたので,会員の皆様にご報告申し上げます。
本年度の日本テスト学会大会を,9月12日・13日の2日間,桜美林大学新宿キャンパスにて開催することとなっておりました。しかしながら,その後のCOVID-19の影響による緊急事態宣言の発出等,事態が急変してまいりました。
本件,大学等各教育機関,或いは各企業等の活動に関しても多大な影響を及ぼしております。このような状況下,本年度の大会開催の可否等に関する議論を,大会実行委員会と連携をとりながら理事会を中心に行ってまいりました。そこでの主な議論は以下の通りでございます。
●大会開催予定校より,COVID-19の対応により現時点において,施設貸し出しが極めて厳しい状況である旨のご連絡を頂戴しました。8月までに施設借用を予約した全ての団体をキャンセルした旨と,9月以降の借用も全てキャンセルされる可能性が極めて大きいことの連絡も頂戴しました。現時点において施設借用が不分明の状況では,開催を宣言することは困難であると考え,従来通りの開催は不可能であると考えました。
●大会開催準備段階において,既にシンポジウムについて充実した企画が提案され準備も進んでおり,その努力の跡を活かすべく,WEBでの開催等,簡素化した形によって開催する方向性を具体的に検討も行いました。しかしながら,今現在,多くの大学や研究所,あるいは,企業の関係者が,COVID-19対策のために毎日非常に忙しくされており,新しいWEB開催の具体的作業を担うリソースを見つけることは困難であること,また,この新しい形態での開催による大会運営の経済的予測も見通せないことにより,この方法も困難が伴うと考えました。
以上のような議論を経て理事会では,非常に残念ではありますが,今年度の大会は,簡素化によるWEB開催や,延期ではなく,中止とさせていただくことに決定いたしました。なお次年度の大会については,決定次第,会員の皆様にご報告させていただきたく存じます。
緊急のことで恐縮ではございますが,何卒ご理解賜りますよう,お願い申し上げます。